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お砂糖と健康
CHAPTER 1
お砂糖は肥満の原因と思われがちですが、決してそんなことはありません。お砂糖は食品分類上炭水化物であり、カロリーも同じ炭水化物であるご飯やパン、そばやパスタの主成分・デンプンと同じ1gあたり約4キロカロリー。
どんな食品であっても、消費エネルギーを上回って摂りすぎれば体重は増えてしまいますから、普段から適度な運動を心がけることが大切です。
CHAPTER 2
糖尿病も、その名前からお砂糖が原因であると思われがちです。
しかし、実際にはお砂糖の消費量が年々減少している一方で、糖尿病の患者数は増加傾向を示しています。糖尿病の原因は、生まれつきの体質(遺伝的要因)に加えて、カロリーの摂り過ぎなどの食習慣、運動不足などの生活習慣、さらにはストレスにあると考えられています。
その予防には、食事・運動といった生活習慣の改善が最も重要です。
CHAPTER 3
虫歯は口の中に残っている食べかすが、細菌とからみ合って酸を発生し、歯の表面を溶かすことによって起こります。つまり、甘いものを食べてもすぐに歯を磨けば、細菌も増殖しません。お砂糖の摂取量が問題ではなく、細菌を増殖させる時間を与えないことが大切なのです。
正しい食習慣と意識的な歯磨きで虫歯予防を心掛けましょう。