お肌にも
シュガーチャージ!?

知っていましたか?お料理やお菓子作りに使うお砂糖が、スキンケアにも利用できるということ。じつは、お砂糖には高い保湿力があるんです。お肌の乾燥が気になる方は、自宅で簡単につくれる「シュガースクラブ」を使ってみてはいかがでしょうか。

シュガースクラブとは?

その名の通り、「お砂糖の粒」を使った美容方法のことを言います。お砂糖の主な成分はスクロース。この成分に保湿力があり、化粧品などにも保湿剤として使用されています。

さらに、お砂糖には吸水力・浸透力もあるため、シュガースクラブのあとに塗布する化粧水や美容液を、より吸収する効果も期待できるんです。

RECIPE

お砂糖のチカラで、しっとりもちもち肌へ!
シュガースクラブの作り方をご紹介します。

【 基本編 】

スタンダードな、オイルを使った
シュガースクラブの作り方!

材料
  • お砂糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 大さじ4
  • オリーブオイル(化粧用) ・・・・・・・・・・・大さじ3~4
  • エッセンシャルオイル ・・・・・・・・・・・・2~3滴
作り方
  1. お砂糖とオリーブオイルを、容器に計量して入れる

  2. お砂糖の塊がないように、しっかりと混ぜ合わせる

    ※好みの固さに合わせてオイルで調節
  3. エッセンシャルオイルを加えて、しっかり混ぜる

【 アレンジ編 】

ハチミツを使って保湿効果UP!
殺菌作用や抗菌作用も期待できます!

材料
  • お砂糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 大さじ4
  • ハチミツ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 大さじ4
作り方
  1. お砂糖とハチミツを、容器に計量して入れる

  2. お砂糖の塊がないように、しっかりと混ぜ合わせる

HOW TO USE

自分専用のシュガースクラブが出来上がったら、
実際に使ってみましょう!

使い方

  1. 肌は水かぬるま湯で濡らした状態で使用する
  2. 大さじ1~2杯ほどのシュガースクラブを手に取り、肌の上で優しくマッサージを行う※強く擦ると肌を痛めるので、力を入れずに優しく行うこと
  3. お砂糖が溶けてザラザラした感触が少なくなったらマッサージ終了
  4. ぬるま湯で洗い流し、水分をタオルで優しく拭きとる※オイルのベタつきが気になる方は、石鹸で洗い流す

Q&A

どんな種類のお砂糖を使えばいいの?
上白糖など、ふだんお料理に使っているお砂糖で作れます。
特別なお砂糖を用意する必要はありません。
食用のオリーブオイルでも作れるの?
お肌に塗ることを前提に精製された、
「化粧用」のオリーブオイルの使用を推奨しています。
お肌が弱い人でも使えるの?
お肌には一人ひとり個性があります。
少量を目立たない箇所で試してから、
大丈夫であれば徐々に量を増やしましょう。
どれくらいの期間保存できるの?
保存料や防腐剤が入っていない自然素材の手作り化粧品ですから、
1週間を目安に使い切るようにしましょう。

使用上の注意点

  • ・シュガースクラブは直射日光、高温、湿度の高いところを避けて常温で保存してください。
  • ・1週間を目安に使い切ってください。
  • ・毎日の使用は避けて2~3日に1 回を目安に使用してください。
  • ・そのほかの使用上の注意は下記をご覧ください。

手作り化粧品をご家庭でお楽しみになる際は、以下の点にご留意ください。

  1. 1. 目や粘膜は避けましょう。作成中や使用中に、万一目に入った場合は流水で十分に洗い流し、違和感がある時は眼科医の診断を受けましょう。
  2. 2. いきなり大量に使用しない。天然原料ではありますが、「天然=安全」とは限りません。お肌には、それぞれ個人の個性があるからです。 同じものでも合う方と合わない方がいらっしゃいますので、まずは少量を目立たない箇所で試して数時間様子をみて(パッチテスト) 大丈夫ならば徐々に量を増やしましょう。
  3. 3. 使い方も重要微生物の繁殖元として一番多いのが人間の「手」。手に取ったコスメを、取りすぎたからといって戻す行為は自ら微生物の繁殖を促している状態。もったいなくても捨てるか他の箇所に使用しましょう。
  4. 4. 作ったらできる限り適正に保存し、早めに使い切る。保存料・防腐剤が入っていないため、日持ちがしません。 冷凍をすると物質の結合に変化が起こる可能性があり、解凍した際に原形をとどめないものもありますので避けてください。
  5. 5. 異常を感じたら使用を中止する。お肌に違和感や異常が出たら、すぐに使用を中止してください。
  6. 6. 手作り品の譲渡や販売はできません。化粧品の譲渡や販売には旧薬事法という法律が関係します。個人のために個人が作り、自分のためだけに使うのは全く問題ありませんが、他人に販売や譲渡するためには旧薬事法に基づく化粧品製造販売許可、化粧品製造許可が必要となります。尚、手作り石鹸や明らかに原料としての用途というよりは化粧品に該当するものを雑貨として販売されているものをよく見かけますが、旧薬事法に抵触しますので注意が必要です。

【監修:一般社団法人 日本手作りコスメ協会】