q.09

上白糖とグラニュ糖の
違いを教えて!

answer

上白糖とグラニュ糖の形状等について比較してみました。
上白糖 結晶の大きさ:0.1~0.2mm,結晶の色:白色(無色透明),成分① ショ糖分:97.9%,成分② 転化糖:1.4%,成分③ 水分:0.7%,成分④ 灰分(ミネラル分):0.01% / グラニュ糖 結晶の大きさ:0.2~0.7mm,結晶の色:白色(無色透明),成分① ショ糖分:99.9%,成分② 転化糖:0.02%,成分③ 水分:0.02%,成分④ 灰分(ミネラル分):0.01%未満
グラニュ糖は結晶がサラサラしていますが、上白糖はグラニュ糖より結晶が小さく、触ると湿った感じがあります。これは、結晶に「ビスコ」と呼ばれる糖液(ブドウ糖と果糖の混合糖液)を振りかけているからです(上記表の「転化糖」がそれにあたります)。上白糖の水分がグラニュ糖より多いのはそのためです。
結晶そのものの純度は、両者に大きな違いはありませんが、上白糖は転化糖・水分が含まれている分、純度を示すショ糖分の値が相対的に小さくなっているのです。
グラニュ糖は、甘味以外の雑味がほとんどありませんので、素材の風味を生かしたい料理やお菓子、コーヒー等の飲み物に向きます。一方、上白糖は転化糖を加えているため、グラニュ糖よりやや甘さが濃厚です。とはいえ、三温糖のような風味はなく、料理、お菓子づくりなど幅広く対応できますので、ご家庭のお砂糖としては万能選手で、備蓄砂糖としてもうってつけです。

【参考】